初めてオーダースーツを作る際に、シルエットやデザインを重視する方が多いと思いますが、実は生地選びも忘れてはいけません。

今回は、生地選びに役立つ、生地の種類と特徴を解説します。

◇ウール

ほとんどのスーツ生地には天然素材であるウールが使用されていて、化学繊維が進化しても、ウールに代わる素材はありません。

高級感あふれる風合い、ウール自体が持つ適度なストレッチ性も人気の理由です。

ウールは吸湿性や放湿性に優れ、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるため、ウールは年間を通して着用できます。

◇モヘア

モヘアは高級ブランドスーツにも使われる、品質の高い素材です。

ウールと混紡することで、光沢と華やかさを備え、清涼感も楽しめ、そして放湿性と放熱性があるので、夏にも快適です。

◇カシミア

カシミアはカシミアヤギの毛から作られる生地で、軽さと柔らかさ、そして高級感ある肌触りが特徴です。

非常に繊細な素材なので、スーツなどの使用頻度が高い場合は、ウールを主素材としたカシミア混紡がおすすめです。

◇コットン

手触りが良く、吸湿性に優れるといった特徴を持つコットンは、カジュアル感を演出します。

明るい色合いが主流なので、春夏の季節にピッタリの素材ですが、最近ではビジネスカジュアルな着用シーンも増えており、ダークカラーのコットン素材も増えています。

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